民主主義的アナーキスト「F」氏のブログです。サブカルチャーから社会問題までおっとり刀で書いていこうと思います。


by Mr_F
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国が国民を殺し始める

足利事件:再鑑定の結果「DNA不一致」…東京高裁に提出

 栃木県足利市で90年、4歳女児が殺害された「足利事件」で殺人罪などに問われ無期懲役が確定した元幼稚園バス運転手、菅家(すがや)利和受刑者(62)の再審請求に対する即時抗告審で、鑑定医2人がいずれも女児の着衣に付いた体液と菅家受刑者のDNA型が一致しないとする鑑定書を作成し、提出を受けた東京高裁(矢村宏裁判長)が8日、検察側、弁護側双方に渡した。捜査段階で一致したとされ裁判で有力な証拠とされた当初のDNA鑑定が否定され、高裁が再審開始を決定する公算が大きくなった。

 弁護団が同日、記者会見し、鑑定書の内容を明らかにした。来月12日の審理で、双方が意見を述べる予定。

 鑑定医は検察側推薦の鈴木広一(こういち)・大阪医科大教授(法医学)と弁護側推薦の本田克也・筑波大教授(同)。

 鈴木教授は遺留体液から抽出したDNA型と菅家受刑者のDNA型を比較したところ、同一人物であれば一致するはずの塩基配列の繰り返し部分が、常染色体(性染色体以外の染色体)で16個のうち14個で異なり、性染色体でも16個中12個が一致しなかった。このため「DNA型の多くが異なり同一の人に由来しない」と結論づけた。本田教授も性染色体の繰り返し部分の一致が8個中3個にとどまることなどから「同一人物に由来する可能性はあり得ないと言っても過言ではない」としているという。

 DNA鑑定は警察庁科学警察研究所(科警研)が89年に始め、92年から全国で導入された。科警研は足利事件当時、精度について「血液型と併せ1000人に1.2人が一致する」(現在は4兆7000億人に1人超)と説明。最高裁は00年「科学的に信頼される方法」と初めて証拠能力を認めたため、事件はDNA鑑定を利用した科学捜査の象徴とされてきた。

 弁護側は02年、菅家受刑者の毛髪から独自にDNA型を調べた結果、警察の鑑定結果と異なっていたとして再審請求をした。しかし、宇都宮地裁は昨年2月、「毛髪が菅家受刑者のものと確認できない」として請求を棄却し、弁護側が即時抗告して東京高裁が昨年12月、異例の再鑑定実施を決めていた。【安高晋】

 ▽弁護団の話 鑑定は完全に誤っていた。検察は鑑定医への尋問をせず、すぐに結果を受け入れるべきだ。

 ▽渡辺恵一・東京高検次席検事の話 今後、新鑑定の内容を十分精査・検討し、適切かつ公正に対応する。

 ▽白井孝雄・栃木県警刑事総務課長の話 捜査は適正に行われ、供述についても信用性があると考えている。今後は裁判所の判断を見守っていきたい。
 ◇足利事件

 90年5月、栃木県足利市のパチンコ店駐車場で、保育園に通う女児(当時4歳)が行方不明になり、約700メートル離れた渡良瀬川の河川敷で遺体で発見された。川底から見つかった女児の着衣に付いた体液と、菅家利和受刑者が捨てたごみから採取したDNA型が一致し、菅家受刑者も殺害を認めたとして、栃木県警は91年12月、殺人容疑などで逮捕した。1審途中から菅家受刑者は否認に転じたが、1、2審で無期懲役判決を受け、00年、最高裁で確定した。

毎日新聞





物的証拠もなく、また自白もないまま状況証拠のみで死刑と判断された和歌山砒素混入カレー事件。
そして今度は、有力な物的証拠とされたDNAを再鑑定してみたら別人のものであったという。

単独犯行とされている足利事件だから、複数人のDNAが同時に検出された訳でもないようだ。

既に無期懲役として結審し、同被告は刑期を勤めている。しかしこのDNA再鑑定が確かならば、真犯人は刑を免れどこかでのうのうとしているわけだ。


昨今、何かと言えば厳罰化だが、この被告が死刑になっていたら国はどう責任を取る気なのだろうか?

裁判員制度なる素人に罪を裁かせようと言ういい加減な司法制度を導入し、物的証拠もなく、自白もなく死刑として、その後にその人が無罪である物的証拠が出てきたら、裁判員が責任を取るのか?


法は人を守るもので、人を殺すものではない。しかしこの国は、法で人を無秩序に殺し始めたようだ。


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by Mr_F | 2009-05-08 21:41 | ニュース