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民主主義的アナーキスト「F」氏のブログです。サブカルチャーから社会問題までおっとり刀で書いていこうと思います。


by Mr_F
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自民党“病”

麻生首相、一段と窮地に=命運懸かる都議選-静岡知事選

 5日の静岡県知事選で自民、公明両党の推薦候補が敗れたことで、自民党役員人事のつまずきなどで求心力低下が著しい麻生太郎首相は一段と窮地に立たされた。首相は8月上旬の衆院選を念頭に、7月12日投開票の東京都議選直後の衆院解散を模索する意向。しかし、都議選の結果次第では、自民党内の「麻生降ろし」の動きが激化、首相が立ち往生する可能性もある。

 自民党の細田博之幹事長は5日夜、記者団に「もう一歩だった。衆院選も頑張らなければならない」と語り、公明党の北側一雄幹事長も「極めて大接戦」と評し、いずれも僅差(きんさ)を理由に政局への影響を否定した。

 首相に近い菅義偉選対副委員長は「内閣に対しての信任とは関係ないことで、政権運営には支障を来さない。解散戦略にも全く影響はない」と強調した。ただ、同党幹部は5日夜、「役員人事をめぐるごたごたが響いた」と述べ、首相が党役員人事に踏み切ろうとしたものの、党内の反発で断念したことが敗因との見方を示した。 

 麻生内閣の支持率低迷を踏まえ、自民党は知事選で「政党色」を抑えた選挙戦術を取った。一方で、古賀誠選対委員長ら党幹部が頻繁に静岡入りし、水面下で企業・団体への働き掛けを続けた。民主党が事実上の分裂選挙となったこともあり、「今回は勝ちに行く」(関係者)と必勝態勢で臨んだ。

 そうした有利な材料があったにもかかわらずの敗北。首相退陣論を公然と唱える中川秀直元幹事長は「大変厳しい結果を有権者から突き付けられた。国民のための党再生に向かわねばならない」とのコメントを発表。総裁選前倒しを求める中堅・若手議員の動きも活発化しており、都議選でも振るわなければ、「首相には解散させない」(若手)との声が拡大するのは必至だ。

 古賀氏は5日夜、「首相はいろいろな意見を慎重に受け止めないといけない」と語った。公明党幹部も同日、「深いところにたまっていたマグマが一気に地表近くに上ってきた。都議選でも負ければ、同時多発的に噴出する」と漏らした。

 これまで自民党内の結束を優先して首相を支えてきた党幹部や派閥領袖らの間でも「麻生離れ」の兆しが見え始めており、解散政局で首相が主導権を発揮する余地はさらに狭まったといえる。

時事通信




おかしいと思う事が一つ、ある。

国民は麻生首相だけを嫌がっている訳ではなく、自公政権そのものを拒否しているのだ。衆院の任期満了が二ヶ月となったところで、今更首相を変えたところで誰が自公政権を支持すると言うのだろうか?

そもそも自民党政権でこの二十年ほどは内閣の支持率が高かった事はそれほどない。

小泉政権の前の森政権は支持率5%、その前の小渕政権は支持率20%、その前の橋本政権は支持率30%、その前の村山政権は30%。


小泉政権が唯一、近年まれに見る高支持率を叩き出した訳だが、それは小泉元首相の仕掛けた大ペテンであって、トリックの結果にすぎない。
その証拠に安倍政権は誕生時こそ支持率が高かったが、あっという間に急落。続く福田政権、そして麻生政権と支持率は下がり続けている。

要は元々の支持率に戻ったと言う事だ。


低い内閣支持率でも自民党がやってこられたのは、自民党が支持されていたからだ。地方での自民支持率と言うのは圧倒的であり、それが自民党を支えてきた。
それが自民党の強さだった。


しかし自民党は小泉マジックなる一大ペテンで、それを全て捨てた。そして首相の看板だけで国民の支持を得ようとした。

そして人気のある看板が全てなくなった今、代表は支持されないが政党としては支持されるようになった民主党に、その座を奪われようとしている。



当たり前の話だ。

政治は首相一人がする訳ではない。政権与党の代表であり、内閣の代表であるのが首相であり、それだけの存在だ。仮面だけすり替えても中身が変わる訳ではない。

自民党は未だそれに気付かず、仮面を付け替えれば支持されると思い込んでいる。東国原なるお笑い芸人崩れの地方県知事を新しい仮面にしようと画策したり、そうである限り自民党は間違いなく国民から見捨てられる。

いや、既に見捨てられている。

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by Mr_F | 2009-07-06 10:29 | F氏の政治戯言