民主主義的アナーキスト「F」氏のブログです。サブカルチャーから社会問題までおっとり刀で書いていこうと思います。


by Mr_F
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国防とは何か?

米軍高官「北がミサイルに燃料注入開始」…米CNN報道

 米CNNテレビは1日、米軍高官の話として、北朝鮮が同国・舞水端里(ムスダンリ)にあるミサイル発射場で、弾道ミサイルへの燃料注入を始めたと伝えた。

 この高官は、北朝鮮が今月4~8日に予告している「人工衛星打ち上げ」を名目としたミサイル発射の準備作業が最終段階に入ったとの見方を示したという。

読売新聞



さて、この報道は当初は「ミサイル」であった事をご記憶の方も多いと思います。自衛隊のミサイル部隊がゴジラに対する防衛隊宜しく出動する姿を報道で繰り返し見られた方も多いと思います。

さて、何故これが人工衛星に切り替わったのか?

それはこの衛星写真がきっかけです。
e0158913_10122444.jpg


先が丸い弾頭であり、これは人工衛星を組み込む為の物だとアメリカで判断されました。まあ、空かも知れませんけどねw


そして四月一日にオバマ米大統領がドベージェフ露大統領と会談し、核軍縮とそれに伴うミサイル防衛網の縮小を話し合ったためです。




さて、皆さんは北朝鮮が発射する人工衛星、あるいはミサイルはどの程度の高度を飛ばれると思うでしょう?


ヘリコプターが飛ぶのが最高で約6000m。

ジャンボジェット飛行機が飛ぶのが約12000m。

スペースシャトルや宇宙ステーションの軌道は約1000km。

人工衛星の衛星軌道は約36000km。



弾道ミサイルは高度1000km。ちょうど今、若田光一さんがいる国際宇宙ステーションと同じ高度か、人工衛星であればさらに上空の36000kmまで飛んでいきます。

その速度はマッハ6からマッハ20です。


それに対し、アメリカのミサイル防衛網、そして日本のミサイル防衛網が持つ対空ミサイルPAC3(パトリオット)は大気圏内に突入してきた弾道ミサイルを攻撃するものですが、その命中率は公式で70%。
実際は40%、あるいはそれ以下(命中しない)と言われています(湾岸戦争での実戦統計から)。

イージス艦に装備されているSM3(スタンダード)は大気圏外まで弾道ミサイルを追う事を想定していますが、実戦では使用された事がありません。
低軌道の衛星を破壊した実績がありますが、その一度しか成功しておらず、また弾道ミサイルを迎撃した実績も試験段階でしかありません。




さて、ミサイル防衛網を日本国もアメリカからのごり押しで導入していますが、実際に何処から飛んできた弾道ミサイルであれば迎撃できるのでしょう?

北朝鮮からの弾道ミサイルは距離が近すぎて、日本は射程外です。

ロシアは射程内ですが、日本国とは良好な関係を保ち、またアメリカとの敵対は望みませんので日本は物理的には射程内ですが政治的に射程外です。

中国も射程内ですが、ロシアと同じ状況ですので物理的には射程内ですが政治的に射程外です。

そしてアメリカ。日米同盟がありますので政治的に射程外です。


と言う事で、政治的に日本国は弾道ミサイルの射程外です。

また第二次大戦以降、大国間の大規模戦争は起きていません。これは核の傘や外交関係の協力化と言う事もありますが、要はリスクの高い戦争を維持できる国力がどの国にもないからです。

日本国はG8(先進八カ国)の一国であり、

また世界で最も早く朝を迎える国であり(日本発の株価危機がありうる)、

世界で最も信頼されている貨幣(円)の発行国であり、

そして憲法で戦争を放棄した唯一の大国です。


それに比べ、北朝鮮の年間GDP(国民総生産)は日本国の島根県よりも小さい約150億ドルです。


ここまで読んでいただいてどうでしょうか。日本国の国防とは何か?

将軍様が威信を保つ為に打ち上げる人工衛星、あるいはミサイルに怯える必要があるのでしょうか?

危機を感じる必要があるのでしょうか?



日本国の国防とは、自国の強大さを理解し、周辺各国との友好関係を理解し、そして唯一小さな敵対国の四面楚歌を理解し、その上で考えなければなりません。


それを考えずにただただ騒ぐ事は、子供の思考と同じで取るに足らない戯言と言わざるを得ないでしょう。

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by Mr_F | 2009-04-02 11:13 | ニュース