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民主主義的アナーキスト「F」氏のブログです。サブカルチャーから社会問題までおっとり刀で書いていこうと思います。


by Mr_F
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麻生太郎よりかはマシ、といった程度の能力

小沢代表の辞任宣言により明日にも行なわれる民主党代表選ですが、岡田克也副代表鳩山由紀夫幹事長の出馬が決定しています。

私は民主党支持者ではなく無党派ですが、菅直人代表代行が相応しいと考えていました。しかし不出馬と言う事で非常に残念です。


野党である民主党代表選挙なんて関係ない、と考えがちですが、来るべき総選挙の結果次第では次期日本国総理となる人を決める代表選ですから国民にも無関係ではありません。


どうもマスコミの誘導で親小沢VS反小沢の構図だけで考えがちですが、民主党内の小沢グループは確固たる力(議席数)をもっていますので、どのような結果になろうとも小沢代表の影響力が低下するとは思えませんし、総力戦で挑まなければならない総選挙直前にそのような禍根を残すのであれば、民主党の政権奪取はありえないでしょう。


と言う事で、純粋に岡田克也副代表と鳩山由紀夫幹事長のどちらが日本国総理に相応しいのかで考えたいと思います。


岡田克也副代表は三重県出身で、あのイオングルーブ創設者の次男であり、東大法学部卒の通産省官僚と言う肩書き。まあ絵に描いたような官僚出身の政治家です。

イオングループの御曹司ということですが、幼少期はイオングループはなくただの商店の息子さんと言う事ですので御曹司とはいえないかもしれません。官僚出身ということで、いい意味でも悪い意味でも生真面目であり穏健な党運営を好むが、それが仇となり前回の総選挙では大敗を喫して代表を辞任している。

しかし前々回の参院選では民主党代表として自民党に勝利(獲得議席が一議席上回る)している。

そして現在主流となっているマニフェスト選挙を定着させた人物でもあると私は考えます。今回も早速、マニフェストを自身の公式サイトで発表されています。
http://www.katsuya.net/upload/pdf/daihyou_koyaku.pdf

今回のマニフェストにも含まれていますが、核軍縮にも積極的です。また国会議員の世襲に反対しており、親族に自身の地盤を継がせないとしています。




さて、次は鳩山由紀夫幹事長。鳩山一郎元総理の孫であり、選挙地盤そのものは継いでいないが鳩山一郎の影響力が強い北海道から出馬して当選している。
順風満帆な当選のように思われがちだけど、弟である鳩山邦夫は十年先に当選しており、どうもこの時から既に確執があったようですね。

鳩山由紀夫を後継者としたかったところに鳩山邦夫が割り込んだ、そしてその後も政策面でも折り合いがあわない。鳩山由紀夫は「リベラルは愛であり、この愛は友愛である。」という鳩山一郎の言葉を好みリベラルを自認しているが、鳩山邦夫はゴリゴリの保守。

二人の政策があうのは憲法改正のみであるようです。


リベラルを自認する鳩山由紀夫は自民党時代から政治改革に熱心で、それが元で自民党を離党。新党さきがけを結党し、後に菅直人と合流し旧民主党を結党しています。
ただ新党はどれも国民には不人気で、最終的に小沢一郎の自由党と合流し、現在の民主党が誕生。この民主党も小沢一郎の手腕でやっと、政権交代可能な政党として先の参院選では参院の第一党となっています。

鳩山由紀夫、菅直人、そして小沢一郎と言うトロイカ体制で民主党の党運営を行なっており、鳩山由紀夫は最大勢力である鳩山グループを率いて、対極の存在である菅直人と小沢一郎の間を取り持つ存在であると考えられています。


リベラルと言う事で穏健派と見られがちですが、憲法改正に積極的であり、タカ派としての側面もあります。そして今問題とされている世襲政治家でもあります(地盤は継いでいない)。



まあこの二人、両方ともに言える事は地味という事です。そして、力強さがない

元官僚と言う地味な岡田克也副代表に、世襲政治家と言う地味な鳩山由紀夫幹事長。


日本国総理にはちょっと両名ともに地味ですが、まあ少なくともいい加減な麻生太郎よりは地味な二人のどちらかの方がマシだとは思いますね。

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by Mr_F | 2009-05-15 19:33 | F氏の政治戯言