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民主主義的アナーキスト「F」氏のブログです。サブカルチャーから社会問題までおっとり刀で書いていこうと思います。


by Mr_F
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国籍法改正について再び

先の日記にも書きましたが、国籍法改正が内閣提出されてネトウヨを中心とした差別主義者がことさら外国人排斥運動を頑張っている最近ですが、正直奇妙な感じがするのは私だけでしょうか?


この問題はネット上であまりに過激な差別的な発言が飛びすぎて、一歩ひいて考えるべき問題です。
過激な差別発言をいちいち取り上げようとは思いませんが、匿名のネット上だからとああいった発言を出来ることには恐怖さえ感じますね。


私は国籍法改正案については先に書いたとおり、正直なところ反対ではありません。

日本人が増えるとかどうとか、そんな事よりも本当に大事問題が、そのにありますから!




繰り返しになりますが日本人が増える事には問題がないですし、生地主義の国で言うところの〇〇系日本人が新しく日本人に仲間入りするという事になります。

元々日本人は固有のDNAを持たない混血民族ですし、日本人もハワイで出産して、日本国籍(血統主義)とアメリカ国籍(生地主義)の二重国籍を子供に持たせる時代ですので、私は法改正そのものには賛成です。


ただ、ここからです
本当の事情を大部分の人が見過ごしてるんですが、この国籍法改正は日本人の権利を阻害するのではなくて、むしろ外国人(労働者)の権利を阻害する可能性があると言うことなんです。


現時点で日系人(日本人移民の子孫)の多くが日本国内で劣悪な労働環境におかれている事は多くの人が知らない現実ですが、ようはこういった日系人労働者に日本国籍を与えて、安価な日本人労働者を増産したいというのが「経団連」の思惑として法改正を内閣に働き掛けたと予想できます。

日雇い派遣労働者を好きに使えなくなった今、新たな「安価」な労働者を経団連は探しています。
日本国内で格安の外国人労働者を使う手はないか、その答えは研修生制度であったり日系人を雇う事であったり、法律の裏をかいてこれまで日本企業はぼろ儲けしてきました。

ただ、これでは足りません。日雇い派遣労働者がなくなる痛手を何かで補えないか?


それならば日本人移民の子孫である日系人に日本国籍を与えて、日本人労働者として搾取すればいいじゃないか!

と、トヨタかキャノンの会長あたりがてぃんと来たんでしょう。



この部分に関して、即ち安価な労働力増加について冷静に反対すべきなんですが、外国人排斥運動のような流れが出来上がってしまい、多分この法改正はそのまま通るでしょう。このような悪意に満ちた「祭り」が、一般国民の信任を得られるとはとても思えませんから。

そして一部の差別主義者にこの問題を取り上げさせて「祭り」にさせた誰かは、こうなる事を意図してたんだとも思いますね。

誰かの手の平で踊らされている。その手の平は河野議員ではなくて、「経団連」だという事を知らなければいけません。


誰がこの法改正で(金銭的な)をするのか。ブラックビジネスよりも表の経済活動の方が、はるかに巨大な利益を生むものですから。

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by Mr_F | 2008-11-18 19:48 | ニュース