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民主主義的アナーキスト「F」氏のブログです。サブカルチャーから社会問題までおっとり刀で書いていこうと思います。


by Mr_F
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元次官宅襲撃:「作業着の30~40歳」中野・被害者証言

元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、重傷を負った東京都中野区の吉原健二さん(76)の妻靖子さん(72)が、宅配便を装った犯人に無言で刺され、自宅内を追い回されていたことが、警視庁の調べで分かった。同庁と埼玉県警の共同捜査本部は、吉原さんが在宅しているかどうかにかかわらず、応対に出た人を執拗(しつよう)に殺害しようとしたとみて、さらに詳しい状況を捜査する。

靖子さんは20日、板橋区の病院で初めて警視庁の聴取に応じた。それによると、犯人は30~40歳の男で身長165センチぐらい。野球帽か作業帽をかぶっていた。作業着の上下のような格好をしていたが、いずれも色はよく分からなかったという。

男は「宅配便です」とインターホンを鳴らし、配達を装うための箱のようなものを手にしていた。応対に出た靖子さんの胸を無言でいきなり刺したという。靖子さんは、「犯人から逃れようと家の奥に逃げ込んだ。(追いかけてきたので)玄関から外に逃げた」と話した。知らない顔で、終始無言のまま、室内を一周するように追いかけ回したという。

警視庁が20日、吉原さん宅の室内を検証した結果、廊下からリビング、台所に土足痕や血痕が残っていた。廊下の壁には血が飛び散り、床に血だまりもあった。物色されたような形跡はなかったという。

玄関の内側には、靖子さんが宅配便を受け取るために持参したとみられる吉原さんの印鑑が落ちていた。

靖子さんは事件直後、病院に救急搬送された際、消防隊員の質問にうなずく形で犯人像の一部を伝えていたが、具体的な犯人の行動を今回証言した。

毎日新聞




基礎年金制度に関わった元厚生官僚が殺害されたこの事件、一部では自業自得だとか不穏当な声も上がっているが、私は断固としてこの事件の犯人と黒幕を許せない

どのような理由があろうとも、暴力、そして殺人は容認されない。抵抗する自由はあっても、他人の生殺与奪の自由は我々にはない。




さて、犯人は誰なのかと疑問の声が聞こえてくる。

「年金問題のつけを払わされた」

これがこの事件を年金テロではないかと疑わせる元ではあるけど、正直納得できない

もしこれが年金問題に対する怒りの果ての暴挙であるのであれば普通、現役厚生労働官僚か、現役厚生労働大臣標的となるのが普通じゃないか?


そういった疑問がふつふつと湧いてネットをウロウロしていたら、こんな書き込みがあった。

「犯人は自民党」

その瞬間、頭の中のパズルがぱちんとはまった気がした。


自民党の官僚への支配力が弱まり、民主党へ次々と国民にばれたくない年金関連の情報が洩れまくっている今、かつてこの年金の関わった厚生官僚の口を封じて誰が得をするのか。

自民党が暴力団と深い関係にあるのは、かつての東京佐川急便事件からもその端が見え隠れするように、誰もが否定しないし、うっすらと事実と認識している。


鉄砲玉の一人や二人、自民党ならすぐに用意できる。



犯人探しの大原則は、「最大限の得をした奴こそが真犯人」

年金問題の重要証言を吐き出せたはずの元官僚が、二人殺された。

この事件で誰が得をする?



死人に口なし。



死人に口があって困るのは、誰だ?

冷静に考えてみろ。

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# by Mr_F | 2008-11-21 22:19 | ニュース

ポルノを守れ!

新党「セックス党」旗揚げ、上院進出狙う オーストラリア

オーストラリアのアダルト業界が20日、メルボルンで開かれた性風俗業界の展示会「セクスポ」で、新党「オーストラリア・セックス党」を旗揚げした。

セックス党は既に正式な政党としての登録に必要な党員500人を集め、近く選挙管理委員会に登録申請する予定。「わたしたちはセックスに真剣です」というスローガンを掲げ、オーストラリアの上院と州の上院議員選に候補者を立てる。

活動方針には有害サイト遮断フィルターの阻止、国の新しい性教育カリキュラムの批判、同性婚の合法化要求などを盛り込んだ。

有害サイト遮断フィルターは、スティーブン・コンロイ通信相が今月、議会で義務化を表明した。児童ポルノや暴力、犯罪サイトなど政府が「有害サイト」と認定した1万サイトにアクセスできなくする方針だ。

これに対し、セックス党の代表者フィオーナ・パッテン氏は「オーストラリアが過保護国家になりつつあることを懸念する」とAPの電話取材に語った。

政府のフィルターは児童ポルノサイトだけでなく、あらゆるアダルトサイトを標的にしているとパッテン氏は主張。「町の売店やアダルトビデオ店で入手できるようなコンテンツの提供サイトに目を付けるなど30年前に逆戻りだ」と憤慨している。

CNN

性産業を代表する政党、オーストラリアに誕生

オーストラリア政界に新しい政党が誕生する。性産業を代表する「Australian Sex Party」(豪州セックス党)だ。

退屈で保守的な豪州の政治に新風をと、20日にメルボルン(Melbourne)で結成される予定の同党は「セックスに真剣に取り組む政党」と自認し、性モラルの強化を訴える運動や上品ぶった政治家たちに対抗し、オーストラリア人の性的欲求に対する政治的回答が自分たちだと意気込んでいる。

成人向けの製品や娯楽産業の全国ロビー団体「エロス・アソシエーション(ErosAssociation)」の代表でもある同党のフィオナ・パッテン(Fiona Patten)議長は、政府がインターネットのフィルタリング義務化を決定したことが、同党設立のきっかけになったと明かした。

豪政府は、ポルノサイトや暴力に関するサイトを児童に閲覧させないことを目的として、インターネット・プロバイダーに家庭や学校でのネット利用に不適切と思われるポルノ画像などを削除することを義務付ける方針だ。

しかしパッテン議長は、この制度は事実上アダルトサイトを狙い打ちにし、オーストラリアの成人であれば完全に合法的に購入できる種類の画像をオンラインで閲覧することを禁止するものだと主張している。

「そんなのはおかしい。セックスは食事と同じくらいわたしたちにとって自然なもので、人生の不可欠な一部」だと語るパッテン議長は、そして人生には政治も不可欠、と言いたいのかもしれない。

AFP




どこのお国も同じ様で、日本でも携帯電話にフィルターを導入しているし、ネットにも同様の規制をかけようと政府は躍起になっている。

最終的には国民言論自由封殺したい訳ですが、表向き「児童を有害サイトから守る」と言っておけば聞こえが言い訳ですね。


世界で最初に誕生した商売は売春、というぐらいにセックス産業は人類文化に不可欠。というよりも人類文化そのもの。
ある程度の線引きは必要かもしれないけど、過度の規制は逆効果になる。

売春が合法の国もあるし(それが良いか悪いかは別にして)、国によって線引きの度合いは適切なところがあるとは思うけど、日本にしろオーストラリアにしろ、明らかに度が過ぎて文化の衰退を否めない。



日本でもポルノの地位を認めさせる運動は必要だ。

誰も傷つけないポルノは訓練されたポルノだ!



俺たちが大好きなポルノをみんなで守ろうや!


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# by Mr_F | 2008-11-21 01:13 | ニュース

国籍法改正について再び

先の日記にも書きましたが、国籍法改正が内閣提出されてネトウヨを中心とした差別主義者がことさら外国人排斥運動を頑張っている最近ですが、正直奇妙な感じがするのは私だけでしょうか?


この問題はネット上であまりに過激な差別的な発言が飛びすぎて、一歩ひいて考えるべき問題です。
過激な差別発言をいちいち取り上げようとは思いませんが、匿名のネット上だからとああいった発言を出来ることには恐怖さえ感じますね。


私は国籍法改正案については先に書いたとおり、正直なところ反対ではありません。

日本人が増えるとかどうとか、そんな事よりも本当に大事問題が、そのにありますから!




繰り返しになりますが日本人が増える事には問題がないですし、生地主義の国で言うところの〇〇系日本人が新しく日本人に仲間入りするという事になります。

元々日本人は固有のDNAを持たない混血民族ですし、日本人もハワイで出産して、日本国籍(血統主義)とアメリカ国籍(生地主義)の二重国籍を子供に持たせる時代ですので、私は法改正そのものには賛成です。


ただ、ここからです
本当の事情を大部分の人が見過ごしてるんですが、この国籍法改正は日本人の権利を阻害するのではなくて、むしろ外国人(労働者)の権利を阻害する可能性があると言うことなんです。


現時点で日系人(日本人移民の子孫)の多くが日本国内で劣悪な労働環境におかれている事は多くの人が知らない現実ですが、ようはこういった日系人労働者に日本国籍を与えて、安価な日本人労働者を増産したいというのが「経団連」の思惑として法改正を内閣に働き掛けたと予想できます。

日雇い派遣労働者を好きに使えなくなった今、新たな「安価」な労働者を経団連は探しています。
日本国内で格安の外国人労働者を使う手はないか、その答えは研修生制度であったり日系人を雇う事であったり、法律の裏をかいてこれまで日本企業はぼろ儲けしてきました。

ただ、これでは足りません。日雇い派遣労働者がなくなる痛手を何かで補えないか?


それならば日本人移民の子孫である日系人に日本国籍を与えて、日本人労働者として搾取すればいいじゃないか!

と、トヨタかキャノンの会長あたりがてぃんと来たんでしょう。



この部分に関して、即ち安価な労働力増加について冷静に反対すべきなんですが、外国人排斥運動のような流れが出来上がってしまい、多分この法改正はそのまま通るでしょう。このような悪意に満ちた「祭り」が、一般国民の信任を得られるとはとても思えませんから。

そして一部の差別主義者にこの問題を取り上げさせて「祭り」にさせた誰かは、こうなる事を意図してたんだとも思いますね。

誰かの手の平で踊らされている。その手の平は河野議員ではなくて、「経団連」だという事を知らなければいけません。


誰がこの法改正で(金銭的な)をするのか。ブラックビジネスよりも表の経済活動の方が、はるかに巨大な利益を生むものですから。

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# by Mr_F | 2008-11-18 19:48 | ニュース
国籍法改正案審議入り 不正認知横行の懸念も

未婚の日本人の父と外国人の母の間に生まれ、出生後に認知された子の日本国籍取得要件から「婚姻」を外す国籍法改正案は14日、衆院法務委員会で趣旨説明が行われ、審議入りした。自民、民主両党は同法案を30日の会期末までに成立させる方針で合意し、18日の衆院法務委で可決後、同日の本会議で賛成多数で衆院を通過する見通しだ。だが、偽装認知などダークビジネスの温床になるとの懸念が出ている。(阿比留瑠比)

「最高裁に現状は違憲だといわれたから改正案を出した。それでどうなるかは、法律が施行されないと分からない。犯罪者はいろんな方法を考えるから…」

政府筋はこう述べ、法案の危うさを暗に認める。

現行国籍法は、未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子供(婚外子、20歳未満)が出生前に認知されなかった場合、国籍取得には「出生後の認知」と「父母の婚姻」を要件としている。ところが今年6月、この婚姻要件が最高裁判決で違憲とされ、「違憲状態を一刻も早く解消したい」(森英介法相)として改正案がつくられた。

改正案は、両親が結婚していなくても出生後に父親が認知すれば、届け出によって日本国籍を取得できるようにした。また、虚偽の届け出には罰則(1年以下の懲役または20万円以下の罰金)を新設した。

改正案は今月4日に閣議決定されたが、次期衆院選の準備に忙しかった衆院議員らにとって、「ほとんどの人が法案の中身を知らない」(自民党議員)まま手続きが進んだという。
しかし、最近、保守系議員らから「生活に困った日本人男性と、子供に日本国籍を取得させたい外国人女性を対象とした不正認知の斡旋(あっせん)ビジネスが横行する」「罰則が緩い」-との批判が強まってきた。

自民党の国会議員32人は14日、衆院の山本幸三法務委員長らに対し、「国民の不安が払拭(ふっしょく)されるまで、徹底的な審議を求める」として慎重審議を申し入れた。また超党派の有志議員らも、17日に国会内で緊急集会を開き、同法案の問題点を検証することを決めた。

国会図書館によるとドイツでは1998年、父親の認知と母親の同意だけで国籍を取得できるようにしたが、これが悪用された。滞在許可期限が切れた外国人女性が、ドイツ国籍のホームレスにカネを払い、自分の子供を認知してもらってドイツ国籍を取得させ、それにより、自分のドイツ滞在も可能にする-などの事例がみられた。

このため今年3月、父子間に社会的・家族的関係がないのに認知によって子や母親の入国・滞在が認められているケースに限り、認知無効を求める権利が、管轄官庁に与えられた。



【用語解説】国籍法

国籍法は日本国籍の取得、喪失などについて定めた法律で、日本人と外国人の間の子供について(1)出生前に父母が結婚(2)母が日本人(3)未婚の日本人の父が出生前に認知-の条件で、国籍取得を認めている。一方、最高裁大法廷は今年6月4日、「父母の結婚」を国籍取得要件とした国籍法の規定は、法の下の平等を定めた憲法に違反する合理的理由のない差別だとして違憲とする初判断を示した。15人の裁判官のうち9人の多数意見で、3人が違憲状態にあるとの意見を示し、合憲と判断したのは3人だった。

産経新聞



さて、いわゆる自称愛国者の方々が最近何かと反対しているこの法案改正ですが、私はこの法律改正以前に疑問に思う事がある。

国籍って何?

国籍の概念は国民が国家に帰属する為の概念ではなく、国民の集合体が国家である為の概念。といった感じみたいですね。

国籍は血統主義(自国民の子に自国籍を与える)と生地主義(自国内で出生した子に自国籍を与える)の二つに別れ、日本は前者。後者はアメリカなど。


今回の法改正は最高裁判決で憲法違反とされた国籍法を合憲にする為の法改正。

が、一部の自称愛国者の主張によりますと、「偽者の日本人が量産される」から法改正に反対、という事だそうです。
オブラートに包むと「日本の将来の為に法改正に反対」となるようです。


噛み砕いて考えると、本来日本国籍を与えられない(血統主義により)外国人に日本国籍を与える法改正は嫌だ、という事ですね。

ふーん、そもそも日本国籍ってなんなんだろうね?
つまり日本人である証明という事ですが、日本国政府も認めているとおり、日本人は単一民族ではありません

日本にはアイヌ人という先住民族が存在し、また日本人のミトコンドリアDNA解析によるルーツ解明の結果によると、日本人は縄文人、弥生人、中国人、韓国人、その他の混血である事が科学的に証明されています。

また日本人の血統といえば日本人の象徴である天皇家ですが、、「桓武天皇の生母は百済の武寧王の子孫であると『続日本紀』に記されていることに韓国とのゆかりを感じています」との天皇陛下ご自身の発言もあり、その血統は単一民族のそれではないと解釈できます。




まあちょっと固くなりましたが、つまり日本は古来からは血統主義で日本国籍を認めてきた訳ではないという事。

国籍法は大日本帝国憲法で初めて定められ(明治32年)、日本人が血統主義で日本国籍を認めるとしたのは、わずか110年間程度の歴史しかない。
国籍法なんてそんなものなんですよ。

国籍法による「日本人」も同じ。

二千年以上にわたって築いてきた本当の意味での「日本人」は、もっと寛容で多様性に富んだ民族であり、血統などという単調なもので縛られる存在ではありえない。


国籍法が多様性を狭め、違憲な存在である限り、何らかの改正は必要であり、不具合が出たらまた改正すればいいだけの話。
法律は憲法と違い、幾らでも変えられる。むしろ必要に応じて変えていくのが法律。

それだけの話なのに、なにを大騒ぎしてるんだか意味が判りませんね。

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# by Mr_F | 2008-11-15 03:13 | ニュース

不当逮捕

首相宅デモの若者逮捕 亀井氏「権力は自制を」

「麻生首相の自宅を見に行こう」とインターネットで呼びかけ、東京・渋谷に集まった若者が公務執行妨害などの疑いで現行犯逮捕された事件で、処分保留で釈放された2人を招いた集会が13日に国会で開かれ、逮捕現場を撮影した動画を上映した。世話人として国民新党の亀井静香代表代行、新党大地の鈴木宗男代表らが出席した。

現場にいた参加者が撮影した動画には、「貧困を作り出した責任を」というプラカードを掲げて歩く若者の前に私服警官らしき男性が立ち、若者が男性の肩に手を置いた瞬間に「よし! こうぼう(公務執行妨害)だ!」と叫んで警官らが取り囲んだ様子が映っていた。元警察官僚の亀井氏は「何で逮捕してるのか。現場が暴動化するとは思えない。警視総監に電話して『権力を持つものは自制しないと都民から支持されない』としかり飛ばした。権力は怖い。一歩間違えばこういうことになっていく」と語った。

朝日新聞




鈴木宗男議員のコメントは当人のサイト、ムネオ日記に、「権力の暴走であり、あまりにもやりすぎ」と、あります。


言うよりも映像を見た方が早いし、既に見られた方も多いかとは思いますが、


ま、これが正当な逮捕なら、何が不当逮捕なんでしょうね?

これこそ公安による不当逮捕典型例でしょw


実は私も当初のマスコミ報道で「またなんかやらかしたんか?」と傍観してましたが、このyoutubeの動画を見て唖然としましたね。

ほんと、良い時代になりました。事実をいろいろな場所から確認できる。マスコミだけに頼る必要はない。

国家がネットを規制したがる理由がよく判りますね。

あと応援ブログにリンクが貼ってあったネット放送局のOurPlanet-TV、なかなか興味深い番組を放送してます。
一度観て下さい。

まあこの件に賛同する方も非難する方もおられるかと思いますが、少なくとも公安警察の今回の暴挙は間違いなく「不当」です。


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# by Mr_F | 2008-11-14 00:27 | ニュース